- 2017年01月17日
- コーポレート・アイデンティティ
事業継承を目的とした次代代表の理念・ビジョンを浸透させるプロジェクト
東京ディフェンス株式会社
代表取締役 山田邦博様
当社にご依頼いただいたのはなぜでしょうか?
私に社長が承継されるタイミングで、改めて自社の事業を見つめ直すとともに、私が目指す方向性を社員に発信したいと思ったんです。
しかし、企業が使いがちな硬い言葉では、それがうまく伝わりません。何かいい方法はないかと思ってネットを見ていたら、企業理念にこめた想いなどをストーリーの力で伝えるという御社のサイトに出会って。私が探していたのはこれだ!と思いました。
また、ホームページ、会社案内などの刷新も予定していましたので、それらをトータルにお願いしたかったんです。そういう場合、広告代理店などに依頼するケースが多いと思いますが、私は広告の仕事をしていた経験があるため、代理店の下請けとなる制作会社やクリエイターのレベルで、品質がまったく変わることを知っていました。その点、御社は個人でも活躍されているクリエイターの集団でしたから、迷いはなかったですね。
当社のサービスにご満足いただけましたか?
もちろんです。どれも想像以上の完成度でしたが、特にCI-BOOKはすばらしかったですね。会社の歴史や、創業者(会長)の想いを社員に伝えるツールは、あまりないんです。あったとしても、分厚い社史とか。あんなの誰も読みませんよね(笑)。
会社の承継にあたって、創業者から受け継いだマインドや、なぜ当社が今ここにあるのか、今後どうなるべきかをどうしても社員に伝えたかった。それにはCI-BOOKが最適でした。実際、創業者や私へのヒアリングを軸にまとめてもらった内容は、本当に感動ものでした。まさしくタイトル通り当社の「プロセス」が、誇張や過不足のないストーリーに美しくまとまっていて。会長は読みながら涙ぐんでいました。
それに私自身、会長を交えつつ第三者にヒアリングを受けたことで、過去の歩みや現在の状況、具体的な未来がより明確になりました。やはり誰かに話をして、それを最適な言葉にしてもらうと、どこか漠然としていた自分の考え方や方向性がすんなり見えてくるんです。借り物のような言葉ではなく、本当に社員と分かちあいたいマインドというか。
それを社員に浸透させるためには、自分がしっかりしなければいけないという決意や、会社をさらに成長させたいという使命感もより強くなりました。妙な言い方ですが、大人になったというか(笑)。これも今回の大きな成果ですね。
ほかにもCI-BOOKの有効性は感じられましたか?
会社の理念や行動指針などを社員に伝えるには、朝礼で復唱したり、何らかの社員研修をするのが一般的だと思います。しかし、それらは意外に効果が薄いですし、現代の若い世代には響きにくいんですね。事実、高い予算をかけて研修をしても、1カ月もたてば忘れてしまうことがほとんどです。CI-BOOKは、それをスマートに解決できるツールだと思います。会社の歴史や方針などはとかく古くさい、面倒くさい、小難しいとなりがちです。それをくり返し言うよりは、簡潔なストーリーを使い、筋道立てて伝えた方がすんなり心に残るんです。
しかも、本であることが大事ですね。ウェブはどこか軽いですし、見ようと思わないと見ない。その点、自分の机に本があれば、仕事に迷った時などにすぐ開けますから。また、きれいな本にしてもらうと、取引先や家族なども、興味をもって読んでくれるのもうれしいですね。 もっとも、本を作るとなると、かなりのお値段なんだろうと思って、最初は二の足を踏んでたんです。しかし、一般的な自費出版などとは比べものにならないお手頃価格だったので(笑)。当社のように、会社の承継時に創業者の想いなどをまとめるのもいいでしょうし、具体的な売上、目標、行動などをストーリーで伝えるのもいいでしょう。使い方はいくらでもあると思います。
じつは当社も、新たなCI-BOOKを作りたいと考えています。現在、当社はシェアハウス、認可保育園など新たな事業に進出していますが、それらを開始するに至った経緯や今後の方向性をまとめたい。つまり事業ごとの「プロセス」をまとめておけば、新入社員もすぐに理解できますし、お客様や利用者にも当社の想いを伝えやすいんです。今後もいろいろご相談させていただきます。